| クリスマスの願いごと 3,465円 |
タクの
クリスマスの願いごと
あなたにおくる おはなしのほん
かれん・M・ヘフティ作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画 |
|
|
|
|
|
|
楠 琢磨 さま
メリークリスマス!
これはあなたのために特別に作られた本です。
いくつになっても、一緒にメリー
クリスマス!言えたら、うれしいな☆
2008年12月25日
ごんちゃんより |
|
|
|
「今年のクリスマスプレゼントはどうしよう?」
32歳のタクは ため息をつきました。
世の中はクリスマスムード一色。
街はうきたつような空気に包まれていますでも タクの目下の悩みは、
ぴろゆきや、たてや、智之への
クリスマスプレゼントが
きまらないことなのです。
部屋に飾られたクリスマスツリーを眺めながら、タクは 32回目のため息をつきました。
|
|
|
|
|
|
|
幼い頃、クリスマスの朝には
プレゼントがいつも枕元に置かれていました。
でも、タクは、もう自分でプレゼントを
探しにいかなければならないのです。
『電話一本、30分でお届け』してくれる、ピザやみたいなサンタクロースはいないかなあ。
プレゼントのことを考えすぎて、
タクの頭はオーバーヒート気味!
そのときでした。
郵便受けがコトリ、と小さな音をたてたのは。 |
|
|
|
郵便受けをのぞくと、見慣れない模様をあしらった、一通の手紙が入っていました。
ここには消印も、寺尾朝日通の
タクの住所もありません。
ただ、『楠 琢磨様』という文字があるだけです。
封を切った両さんは驚きました。
ここには、こんな文章があったのです
楠 琢磨様
わしはサンタクロース。クリスマスももうすぐじゃが、いかがお過ごしかな。
サンタクロース??
タクの頭は真っ白になりました。 |
|
|
|
|
|
|
サンタクロースの国は今、クリスマスプレゼントの準備で大忙しじゃ。なにしろ、世界中へプレゼントを運ぶんじゃからな。
タクどんなプレゼントをお望みかな?
サンタクロースの国、特性のクッキーはどうじゃ。
もみの樹の形をしていて、
それはそれはおいしいクッキーじゃよ。 |
|
|
|
タクはやっぱりそうかと思いました。
これは最近、近所にできたケーキ屋の、
ダイレクトメールに違いありません。
でも手紙の文章はまだまだ続きます。
プレゼントの用意ができると、
こんどはトナカイたちの準備をしなきゃならん。金の鈴がついたひもを、一頭一頭つけていくんじゃ。
これがあの有名な 「ジングルベル」という曲になるんじゃよ。 |
|
|
|
|
|
|
タクは、信じられない、と思いました。
サンタクロースなんて架空の人物で、
そんな話はとっくに卒業したはずなのに・・でも手紙には・・・
サンタクロースなんているもんか、
と思っておるじゃろう。
サンタクロースを見たかったら、
クリスマスイブにサンタクロースの国にくるとよい。
世界中の国々に飛び立つサンタクロースのソリを、一般公開しておる。 |
|
|
|
タクは、またまたわからなくなりました。どうやらこれはケーキ屋どころではなさそうです。
もしかするとフライドチキンの店かもしれない!?
タクの脳裏に、小太りで、めがねをかけ、いつもニコニコして町角に立っている、とあるおじさんの姿がうかびました。
わしはみんなの視線を浴びながらソリに乗り込む。まるでスターになったきぶんじゃ。あたりは大騒ぎ。
みんなの寝顔を見るのもいいが、幸せそうな笑顔を見るのは、もっといいもんじゃ。 |
|
|
|
|
|
|
タクはちょっとばかり想像してみましたもし自分がサンタクロースの国に行けたら!
なんてわくわくする光景なのでしょう。
そうか、これは旅行会社のパンフレットなんだ!?
『冬休みはスキーをかねてサンタクロースの国へ!!』
こんなキャッチコピーがうかびました。
みんながわしに手をふってくれておる。
いよいよ出発じゃ。忘れ物はないかな? |
|
|
|
それからわしは、トナカイたちに、
「さあ、行こう!」と声をかける。
するとそりはあっというまに空の上。
空気は冷たいが、とてもきよい気持ちじゃいちど乗せてやりたいくりじゃよ。
この手紙は、航空会社のパンフレットかもしれない!?
と、タクは考えました。
北欧の空を遊覧飛行する会社なのです。でも、両さんは高いところはちょっと苦手です。 |
|
|
|
|
|
|
「めざす家に到着すると、さあ仕事じゃ。
エントツから、といいたいところじゃが、近頃はエントツのない家が多いから大変じゃ。
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、すぐ次の子の家にいかなきゃならん。
プレゼントンリストは、
子供たちの名前でいっぱいじゃ。
こんどは警備会社のパンフレットかな?
と、タクは思いました。
『サンタクロースの入れない防犯装置』じゃ、サンタクロースがかわいそうです。 |
|
|
|
目のまわるような夜を過ごして
リスマスの朝に帰ってくるころは、
もうへとへとじゃが気分は爽快じゃ。
この夜のために、一年を過ごしておるからな。
わしは妻に子供たちの様子を話してやるよ。
あの子は今年もいい子にしておったよ、
というと、妻もとても嬉しそうじゃ。
そうそう、わしはタクの、子供のときの寝顔を見たこともあるんじゃよ。 |
|
|
|
|
|
|
クリスマスの前には、
たくさんのおまちゃを作る仕事がわしを待っておる。
家では、一日中にぎやかな音がしているが、それはおもちゃを作る音なんじゃ。
こんどは隣町にできた大きなおもちゃやさんかな?
とタクは考えました。
そして子供のころ、目が覚めると、
きまって枕元に置かれていた
プレゼントのことを思いうかべました。
昨夜までなかったおもちゃが、朝そこにあるのは、とても不思議で魔法のようでした |
|
|
|
タク、
おまえさんはもうおもちゃで遊ぶ子共ではないが、
今回のクリスマスには、
特別にプレゼントをあげることにしよう。
はてさて、何だと思うかね?
この手紙を最後まで読んでくれればわかるが、
それは秘密じゃ。
|
|
|
|
|
|
|
そろそろたくさんのプレゼントが、
きれいに包まれて、いろんな国に旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは、ただおもちゃを包んでいるだではないぞ。
その中には、夢だの、希望だの、感謝だの、愛情だのといった 気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に受け取ることになるんじゃ。
もちろん、タクやへのプレゼントも入っておるとも。 |
|
|
|
さあ、いよいよ出発じゃ。
わしはおなじみの赤い服を着る。
北極の空の凍るような寒さも気にならんよううな、完全防寒仕様じゃ。
プレゼントをつめた大きな袋をソリに乗せたくさんの子供たちに会えるのももうすぐじゃ。
外はもう、しんしんと雪がふっておる。
ぴろゆきや、たてや、智之、おまえさんへのプレゼントは、
ごんちゃんにあずけておいた。
ま、楽しみにしておれ。 |
|
|
|
|
|
|
わしは空をひとっ飛び。
ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、そして葛飾区にもプレゼントを届けにいくぞ。プレゼントを待っとる子供たちは世界中におるからな。
そうじゃ、忘れておった。
わしがこんな手紙書いたのは、理由がある。
プレゼントが無事おまえさんへ届くには、
ひとつ条件があるからなんじゃ。
それはクリスマスの朝に、ひと言こういえばよい。つけくわえるなら、できるだけ明るく、楽しくやってくれ。
タクは、いそいで最後の紙をめくりました。そこには・・・ |
|
|
|
メリークリスマス!
タクは、
ぴろゆきや、たてや、智之への
プレゼントを選びにコートをはおると、
楽しそうに出かけていきました。
ポケットには、
サンタクロースからの手紙が入っています。
サンタクロースより |
|
|
|
|
|
|
彼氏へのクリスマスプレゼントにおススメの絵本

とっておきのプレゼント3.780円 クリスマスの願いごと3.465円 |
|
|
|